「おいら、前から小林誠さんをヤマトの裏監督だと思っているよ」
「裏監督の裏ってなに?」
「番長に対する裏番みたいなもの」
「……」
「で、裏監督ではちょっと不味いときに与えられる役職名が副監督だと思っている」
「ほんとかよ」
「さあ。それは知らない。知られざる内情なんか、何もワカラン」
オマケ §
「裏監督でダメならご意見番」
「【豊かな経験と知識とを持ち、偉い人に対しても遠慮なく意見を述べ、忠告する人】と辞書には書いてあるよ」
「だから、監督にもプロデューサにも意見できる」
「メデューサにも?」
「それはたぶん意見を言う前に石になるから無理」
「で、意見を言ったら通るの?」
「いや。言えるだけで、通るかは別問題」
「ぎゃふん」